明かりをつけましょ、ぼんぼりに
「久しぶりに雛人形を飾ったら、お父さんが毎晩ぼんぼりの明かりを点けてから寝るようになった」と、先日母が言っていた。
正月に帰省してから、両親に対していろいろ思うところがあって意識的にコンタクトを絶っていた。その日も久しぶりに電話をかけてきてくれた母に対しつっけんどんな態度をとっていたけれど、父の話を聞いて思わず「ふふふ」と笑ってしまった。ほんの少し、優しい気持ちになった。
毎日いろいろなことが少しづつ変わっていっている。その中で自分の嫌なところばかりが目についてしまって、上手くしゃべることができないし、ほんのちょっと感情を揺さぶられただけでわんわんと泣いてしまう。何が正解で何が間違っているのかがさっぱりわからない。綺麗な判断ができない。
3月3日で、私は24歳になる。まだまだ何でもできるはずだ。止まる気がないのであれば、とりあえずやってみるしかないのだ。そう言い聞かせている。