厄介なのはこの飽き性な性分だ。 雨も飽きたしこの髪型と色も飽きたし手持ちの服にも飽きたし同じ悩みを抱えるのも飽きた。もっというなら、7年目になる黒縁眼鏡にもさして特徴のないこの顔にも飽きている。“飽きた”という言葉がなんとなく悔しいからという…
「果てがないのではないだろうか」と思った長ったらしい連休が過ぎ、気付けば肌に感じる空気の質が変わっていた。連休中、2度、手相を見てもらう機会があった。一人は酔っ払いの自称占い師。一人はとても料理が上手なアーティスト。酔っ払いの自称占い師は、…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。