イタリアに行ってきた【実践編】
いろいろあってイタリアに行ってきた。旅の思い出を振り返るため、出発〜帰国までを書き残しておきます。こちらは、実際に行った場所などをまとめた実践編。写真はRX100初代と、新品ホヤホヤiPhone 7で撮影したもの。
ローマ
ローマ・フィウミチーノ空港からイタリア入り。空港でSIMを購入したあと、夜ということもありタクシーでローマ市内にあるホテルまで移動。空港-ローマ市内は定額制で、48ユーロだった。
ここらへんはとにかく緊張でテンパっていたので、まったく写真が残っていないけど、タクシーの窓から見える夜のローマの街がとにかく美しかった。どこを切り取っても歴史的建造物ばかり。照明は暖色で、まるで映画のセットみたいな風景の中を走った。タクシーの運転手さんがとても優しくて、英語で「ローマは初めて?白いタクシー以外は乗っちゃいけないよ、乗ったら必ずメーターが動いているかチェックするんだよ」と教えてくれる。
翌日は朝一番でカトリックの総本山バチカン市国へ。
バチカン博物館はネットで予約していたおかげで、シュッと入ることができた。NO予約列が外壁の外まで伸びててすごかった……。並ばずにすんでよかった。
バチカンの滞在予定が3時間ほどだったのでかなりざっくり回ったけど、それでもすごい情報量だった。とにかく豪華。体験したことのない豪華さ。規模が違いすぎる。撮影禁止なので写真はないですが、システィーナ礼拝堂の天井画とか本当にすごい。圧巻。すごい歴史が語られて肝心な情報が聞きづらいけど、オーディオガイドがあるとさらに楽しめる。日本語も対応してる。
博物館を出たあとは、ローマ市内を一望できるクーポラに登った。途中までエレベーター+階段プランと、階段オンリープランがあり、一択でエレベータープランを選ぶ。観光旅行、とにかく体力勝負なので金で体力消耗を回避しました。
↑の写真に映ってる十字架の下あたりまで登れる。
これはクーポラ内部の天井。登る途中で見れます。なんかもうすごすぎてボーっと見てしまった。
サン・ピエトロ大聖堂前の広場と、ローマの風景。高いところから降りたあとは、サン・ピエトロ大聖堂の中を見学。
無宗教な私ですらキリスト教すごい……という気持ちになったので、キリスト(カトリック)信者の方は、ここに来れたらめちゃくちゃ嬉しいんだろうな……と平々凡々なことを考える。
バチカンをあとにして、お昼はピザ。最近のローマでは、こういう量り売りのピザが流行っているそう。向こうも観光客だと分かっているので、おすすめの盛り合わせもってくるよ〜!小さめのカットがいいの?オッケーオッケーという感じでサクッと注文。どれもめっちゃおいしかった。値段も1人7ユーロ?くらいで良心的。
兄弟でやっているらしく、こじんまりアットホームでいいお店だった。そういえば開店よりちょっと前に着いちゃったのに、いいよいいよ座ってて〜と言われ飲み物だけ頼んだら、一緒にサービスだよってライスコロッケを出してくれた。中は黒胡椒が効いたチーズリゾットで、それがめちゃくちゃおいしかった……。疑り深いので会計時にレシート確認したけど、頼んだピザと飲み物だけだった。疑ってごめんなさい……。
ショーケースの写真撮らせてもらったらばっちりポーズ決めてきた。さすがノリがよい。
昼食を終えて、フォロ・ロマーノとコロッセオへ。パラティーノの丘と含めて、3ヶ所に入れる共通券を各所で売ってます。ガイドブックによるとフォロ・ロマーノの方でチケットを買ったほうがスムーズということで、先にフォロ・ロマーノへ行って購入。たしかにすぐ買えた。
フォロ・ロマーノは古代ローマ時代の遺跡で、当時の政治や経済の中心地だったそう。
ひろーい場所に、でかいものがドンッドンッと建ってる。雨ざらしだしもうけっこうボロボロになっていそうだったけど、それがさらに迫力を増させていた。そこらへんにでっかい石が転がってて人が腰掛けてて、あれ、それも遺跡では……?という感じで、おおらかな場所だった。
フォロ・ロマーノから見たコロッセオ。
コロッセオの方は本当にすごい人で、ある程度空くまで腰掛けて休憩してから並んだけど、入るまでに20〜30分かかった。格闘競技場だからかやたらとワンリキーが湧きまくってて、ポケGOで時間つぶす。
そういえば、待っているときにいきなり陽気なイタリア人が声かけてきて、「これはもしかしてミサンガとか巻かれるんじゃ……」と思っていたら、「君たち日本人?僕の彼女も日本人なんだよ!この前日本に行ってきたんだ!ほら新宿だよ!!」と彼女の写真と東京の写真を見せて去って行った。そしてもう1回戻ってきて「君のメガネはハリー・ポッターみたいだね!」って言ってまた去っていった。ただの陽気な人でした。
そんなやりとりを経て、内部へ。うううーんでかい。迫力。規模が違う。回るのがけっこう大変だったので、体力あるときに行ったほうがよさそう。個人的には牧歌的なフォロ・ロマーノの方が好きだった。
そのあとは、イタリアのお洒落っ子が集うというモンティ地区へ。
洋服屋や雑貨屋がたくさんあったのでフラフラ。しかしまだイタリアに慣れずビクビクしていたので、軽くウィンドウショッピングして終わった。あのレザージャケット、安かったし買っておけばよかったなあ……。
結局お金を使ったのはジェラートだけ。記念すべきイタリア初ジェラートです。ここ、自然素材にこだわっているらしく、すごくやさしい味わい。おすすめ。
疲れたので一度ホテルに戻ったあと、あらかじめ予約していたレストランへ。ネットで予約できる店だったので楽ちん。
草間彌生みたいなカルパッチョ。
さくっと入れるくらいカジュアルだけど(オステリアとレストランの間くらい?)きちんとしていてすごくよかった。しかしめちゃくちゃ量が多くて、この前菜一皿で満腹になってしまい、次のラビオリは半分も食べられなかった……。とっても美味しかったのに、お店の人から「どうしたの?料理が口に合わなかった??」と聞かれたことがめちゃくちゃ辛くて、旅が終わってからもずっと心残り。
そしてこのお店での反省をきっかけに、「ディヴィディアーモ(シェアしたい)」という単語を覚える。イタリアでは一皿をシェアするという文化がないそうですが、一声かければ全然問題なさそうだった。アジア人は見かけから観光客だって分かりやすいし。
イタリアでの食事、だいたい通されるのは入り口付近の席で、酷いところだと露骨に西洋人に対する態度と違うところもあったんだけど、ここはそんなことなくお店の人もすごくフレンドリーで温かかった。そういうの気にする人にはピッタリかも(いちいち気にしてたらしんどい気もする)。
次の日はスペイン広場からスタート。さすが「ローマの休日」の舞台、朝一番でもすごい人だった。ちなみに今は階段での飲食はダメだそう。
こちらもイタリアといえばのスポット。街中にあり、スペイン広場以上にすごい混雑でした……。正直、あまり期待していなかったというか、有名なところだし見ておくか〜くらいの気持ちで立ち寄ったところ、とにかく美しく圧倒された。2015年11月に修復が終わったばかりということもあり、白く輝いていた。天気があまりよくなく、写真もうす暗いのが残念。
ベタにコイン投げもやってきました。成功しました。
バチカン広場は通りすがりに写真だけ撮影。とにかくでかい。ローマについてすぐ、タクシーで前を通り「なんだこの大きさ……イタリア規模が違いすぎる……」と衝撃を受けた建物でした。
この日のランチは2日目にして米が食べたくなりリゾット。しかし「shrimp」「cucumber」と書かれた1品しかリゾットがなく、リゾットにきゅうり……?と不思議がりながら食べたところ、これが意外とおいしかった。そういえばきゅうりの炒めものも好きだったなと思い出す。
ランチのあとは「トッレ・アルジェンティーナ広場」に猫を愛でに行ってきました。
もともとたくさんの野良猫が住み着いていたことから、有志による野良猫・捨て猫のシェルターができたそう。遺跡には降りられないけど(道から地下を覗く感じ)が、シェルターには階段を降りて入ることができる。
中に入るとスタッフの人が「日本人?猫は飼ったことがある?」と、とってもフレンドリーに話しかけてきてくれました。猫たちも人慣れしている子はケージの外に出されていて、安心してスヤスヤ寝ていたり、人間の足元にくっついてきたり。
しかし遺跡で猫がくつろぐ風景というのはなんともほのぼの。歴史的なスポットにこういうシェルターができるのはすごいなあ……。
街中で見つけてふらっと入った教会。
こういうレベルの建築物がゴロゴロ建っているのを目の当たりにして「あ〜私は異国に来ているんだ……」とじわじわ実感がわいてきた(遅い)。
そんなこんなでローマでの滞在を終えて、テルミニ駅から列車でフィレンツェへ。
移動時間は1時間30分ほど。治安面に不安があっていい座席にしたけど、これでも日本の新幹線より安かった。飲み物もお菓子ももらえるし、午前だと新聞も無料。日本が高すぎるのか、イタリアが安すぎるのか……。
街を出ると、窓からの風景は建物の群れから羊の群れに。地元の人にはなんともない風景なんだろうけど、リアル「世界の車窓から」を体験してテンションが上がる。
フィレンツェ
フィレンツェの街は、とっても小さくて、徒歩であちこち歩き回る感覚は、京都を思い出した。
街をぷらぷら歩いていて「……!?あの文字読めるぞ??」と思ったらラーメン屋だった。ふいに日本語を読むと安心する。
街の主要部にいくとき、必ず前を通るサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。天気がいい日は、白と緑とピンクの大理石がキラキラと輝いていてとにかく美しくて圧巻で、前を通る度見上げてため息が出た。ちなみにこの日は天気が悪い……。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂は小さいけれど静かで暗くてゆっくりできる空間だった。天井の絵がオリエンタルな雰囲気だったのも落ち着いた。
これは天気がいい別の日。ジョットの鐘楼に登る。
熱中症になるかってくらい暑い日で、登るのもかなり疲れましたが、登りきってフィレンツェの街並みを一望したときの感動といったら……。日本ではぜったいに見られない色。美しい。
フィレンツェで楽しみにしていたサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局。対面式の販売スタイルでちゃんと買い物できるのか不安だったけど、店内には3台ほど多国語に対応したタッチパネルがあり、日本語も完璧でした。さすが日本にも展開しているお店。スタッフさんにもらったカードをかざして、欲しい商品の画像をタッチするだけで、レジに行くともう商品が用意されている……!リアルカートシステム……!!
そしてテンション上がりすぎて外観や店内の写真を撮影するのをすっかり忘れる。歴史ある建物の中がいい香りで満ちていて、幸福になる空間だった……。
これは帰国後に自宅で撮った写真。大事な女友達にチョコやせっけんを買って、自分にはサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局といえばこれ、というローズ水を購入。日本ではお高くてなかなか買えるものではありませんが、本場プライス+旅行の高揚感の中だったら買える……!
ヴェッキオ宮殿前にあるシニョリーア広場。彫刻がいっぱいあるのでふらっと立ち寄るだけでも楽しい。
ヴェッキオ橋から見えるアルノ川。こういう雰囲気も京都を思い出す。
ヴェッキオ橋を渡ったところにあるマドヴァグローブで、手袋を購入。またまた対面販売でドキドキしたけどこの頃になると少しずつ慣れ始め、たどたどしい英語とジェスチャーで欲しいデザインやカラーを伝えると、手練のマダムが私の手を見て触ってピッタリなサイズのものを持ってきてくれる。すごい。こちらも日本で買うより安かった。
フィレンツェといえばTボーンステーキのビステッカ! といいたいところですが、胃弱のためあの量はとてもじゃないが食べられない……。ということで日和って食べたのがタリアータ。
人気店らしくとっても賑わってた。2〜30分ほど待って店内へ。赤身肉でヘルシー!これなら私でも食べられる!めっちゃおいしかった……!
夜は高台にあるダ・ヴィンチ広場で、夕景と夜景を楽しみました。
だんだん暗くなっていって、暖色系の灯りがぽつぽつと点きはじめて……。とっても綺麗だったけど、昼間は暖かかったのに急に冷え込んで、上着を持たずに行ったため震えながらフィレンツェの街並みを眺めていました。寒さを我慢してでも見たい風景。
フィレンツェでとびきり最高だったのが、メルカート(フィレンツェ中央市場)。市場の2階が巨大なフードコートになっており、肉、魚、パスタ、スイーツ、ワインなどなど、フィレンツェ名物がここに来るだけで堪能できる。
もともとフードコート大好き人間なので、好きになる要素しかないスポット。
生ハム大好き人間(私)が美味しくて最高で「天国プレート」と名付けた盛り合わせ10ユーロ……!!
贅沢すぎる黒トリュフのパスタ!!は、トリュフの風味を活かすためかほぼ味がなかった……。私にはまだ早い大人の味……。
ビールはもちろんモレッティ。めちゃくちゃうまい……。
ちなみに好きすぎて別の日もまたメルカートへ……。
トマトソースのニョッキ。
めっちゃくちゃおいしかったブルーベリーのミニタルト。フィレンツェ名物牛もつ煮のサンドイッチ「ランプレドット」も食べたんですが、また写真撮り忘れた……。
最終日はかの有名なウフィツィ美術館へ。予約してから行ったのでほぼ並ばず入ることができました。
とにかく広い&きらびやか。
どれもこれもすごい作品ばかり(なはず)なのに、とにかく収蔵品が多すぎてほぼ流し見。贅沢すぎる。メディチ家すごすぎる。
ボッティチェッリの「ヴィーナス誕生」!!!!!!!
同じく「プリマヴェーラ」!!!!!!!
レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」!!!!!!!!!!
教科書でしか見たことない作品を生で見れる日が来ようとは……。いろいろすごすぎて言葉にならなかった。
昼食は、ウフィツィ美術館を出てすぐのところにあったサンドウィッチ屋で生ハムサンド。
いつもなら長蛇の列ができるお店らしいですが、早い時間ということもありすぐ買うことができた。
生ハムがはみ出るくらい盛り盛りなのにこれで5ユーロ……。天国……。モレッティの缶を買って、近くの広場に座って食べる。至福。
デザートはジェラート。ホテルの近くにあるところ適当に選んでいったら、旅行中に食べたジェラートの中で一番と言えるくらいおいしいお店だった。ピスタチオのジェラート最高。
そうこうしているうちにフィレンツェを発つ時間になったので、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅へ。列車に乗る前にレモン味のモレッティ
次は約2時間かけてベネチアへ。
ベネチア
「サンタ〜ル〜チア〜」でおなじみサンタ・ルチア駅を出たところの風景。
ベネチアの印象は「ディズニーシーみたい……(ひどい)」。島全体が観光都市化していて、でも作られた古さではなく、自然な「古さ」と共存している、不思議な街だった。
島内は車が入れないので、ヴァポレットと呼ばれる水上バスに乗って移動。
これがポケモンGOで「徒歩」にみなしてくれるゆっくりスピードで、めっちゃタマゴ孵ってありがたかった(この頃にはだいぶ慣れてポケモンGOをし始める。ちなみにベネチアはレアポケモンがめっちゃ出没して、初ラプラスを捕まえた)。ただしずっと画面見てると揺れで酔うので注意。
宿の近くにあったワインバーがめちゃくちゃおいしかった……。夜は混みすぎて入れなかったので、ランチで利用。
タコのサラダ。
トマトソースのペンネ。シンプルなメニュー、シンプルな味付けなのにすごく印象に残った。夜も行きたかったなあ。
ベネチアに来たらこれでしょということで、ゴンドラに乗る。
天気が悪い……。
ゴンドラは貸し切りだとどこも高いので、相乗りの格安ツアープランを予約したところ、乗車距離は短いし歌い手は違うゴンドラに乗って全然歌声聞こえないしで残念な体験に……。まあ乗っとくか、じゃなくて絶対乗りたい!という方はケチらずに貸し切りで乗りましょう……。
これは天気がいい日のサン・マルコ広場。
広場の隅にはカフェテリアがずらり。お店ごとにステージが設けられいて、とっても立派な演奏が聴こえてくる。ちなみに演奏しているときにテラス席に座ると別料金がかかる。
またまた鐘楼に登る。各都市で鐘楼に登っているのでまたかという感じですが、ここは!なんと!エレベーターがある……!
本当に天気がいい日で海と空の青が爽快だった。
ちょうど、ヴェネチアビエンナーレ国際建築展の期間中で、アカデミア橋近くのFondazione Berengoというところで、ザハ・ハディドの回顧展をやってた。死去後初の回顧展とのこと。
模型やデザイン画など、貴重な資料がたくさんあって、その美しい流線形を見つめていると、もしザハ・ハディドの国立競技場が出来ていたらなあという気持ちになった。でも、よっぽどのお金がないと、彼女が目指す建築物は造れないんだろうなあというのも理解できた。
同行者に連れて行ってもらったティラミス屋さん。
コーヒーとチョコケーキが食べられないんですが、これならピスタチオだけっぽいし……!と思ったらやっぱりエスプレッソ染み染みの生地が底の方に……。でもピスタチオクリームは本当においしかった。甘いもの好きな方におすすめです。
とある日の夕食。生えび。
シーフードリゾット。
おいしい。おいしいんだけど……ベネチア、とにかく物価が高い!! 観光地価格。でも海の幸好きにはたまらない街。
ベネチアで楽しみにしていたのが、ブラーノ島。ヴァポレットに乗って行ける旅行中の小旅行。
ガイドブックで見て、カラフルな家の写真に一目惚れして絶対行きたいスポットに。漁から帰ってきたとき霧の中でも家を見つけられるように、という理由でカラフルにペイントしているんだとか。
ブラーノ島は「レース編み」が名物で、島中のお店でレースを売ってた。
歩くだけでも楽しい街並み。1時間ほどブラブラして、ビール飲んで本島に帰ってランチ。
豪華なシーフードの前菜盛り合わせ。ポレンタうまい……。
ポルチーニ茸のパスタ。きのこ好きなので生のポルチーニ茸食べられるのうれしい。
この頃になると旅も後半で、かなり疲れが溜まってきていたので、あまり無理はせずゆるゆると過ごす。アパートメントホテルを借りていたので、洗濯したり、スーパーで食材を買ってきて家で料理したり、ポケモンGOしたり。旅には休憩も必要。
最後の夜は、ベネチアで必ず食べたかったクモガニのサラダを食べにレストランへ。
観光客に冷たい(観光で成り立ってる街なのに!)お店で残念な気持ちになったものの、料理には罪はない。抜群においしかったけど、お店紹介はやめておきます……。
でも念願のクモガニのサラダ食べられて幸せ!!!!
次の日の朝、また鉄道に乗って最後の街ミラノへ。
ミラノ
ミラノで出迎えてくれたのは、白亜で美しいミラノ中央駅。
4都市目だけど、どの街もターミナル駅を出たときの雰囲気がまるで違う。
最後ということで、ドゥオーモ真横のいいホテルに泊まりました。
しゃ、しゃれ……
おつ……。
お値段もお高いですが、デザインだけじゃなくサービスもいいし過ごしやすいしで大満足でした。
チェックインのあとは、いろんな有名店が並ぶガッレリアへ。
壮観……。
街ぶら中に、揚げピッツァがめっちゃくちゃおいしいお店に行ったんですがまた写真撮るのを失念……。アッツアツで並んでも食べたい!やつでした。
そしてこのお店の横に、なんとおにぎり屋が……!餃子も売ってる謎のおにぎり屋が……!
食べちゃうよね……。お米がややパサパサしていましたが、おにぎりでした。わさびが付いてきて謎だった。
ちなみに、あとで買い物したお店に日本人のスタッフさんがいたのでおにぎり屋について聞いてみたところ、ミラノは日本人がけっこういて、日本人がやっている飲食店も多いんだそう。ここも日本人がオーナーだったりするのかな。
ミラノでの目的は「買い物」ということもあり、1泊2日で行程を組んでいたけど、正直、足りなかった……! 服好き、特に靴好きにはたまらない街でした。個人経営の小さなセレクトショップ、オリジナルショップがずらずら並んでいて、どこもかわいすぎる……。もっとじっくり品定めしたかった。
好きなブランドの本店に行ったり、チェックしていたバレエシューズのお店に行ったりしたものの、そこではピンとくるものがなく、結局買ったのは全く知らないブランドのピンヒールパンプス。ディスプレイされていた靴たちがシンプルなのにとってもきれいで、ふらりと立ち寄りました。
職人が一足一足手作りしているそう。普段なら「ちょっと大人っぽすぎるかも……」と回避するデザインだけど、試しに履いてみたところ、脚全体をとっても美しく見せてくれる一足で、一目惚れしました。
http://www.alfonsogarlando.it/
ミラノのドゥオーモも、また趣が違って優雅。夜が特に美しかった。
イタリア最後の晩餐(本物の「最後の晩餐」はかなり事前でも予約取れなくて諦めた……)ということでピザを食べに。
ラスト生ハム。イタリアの生ハムおいしかったなあ。
締めはやっぱりジェラート。ドゥオーモ近くにあるここ、おいしかった。
イタリア最終日。朝早くからドゥオーモへ。
ミラノのドゥオーモは屋上に登れる。そんなに高さがあるわけではないけれど、空の青さが相まってすごく美しい景色が楽しめる。
修学旅行生(?)がハイテンションで騒いでて先生に怒られていた。こういうのって世界共通なんだなあ。
屋上から降りた後、カンパリ発祥のバールへ行って昼飲み。
バールのシステムがよく分からない&店の定番である「カンパリソーダ」を頼もうとすると「ない、ない」とジェスチャーされて何だかよく分からないカクテルが出てきた……。最終日にこんなふうに言葉の壁を感じると思わなかったけど、これはこれでいい思い出だよね、と思うことに。ちなみに他の客にはカンパリソーダ、出てました。
そんなこんなでミラノの市街地をあとにして鉄道でマルペンサ空港へ。途中、ヨーロッパ限定ポケモンのバリケードがシルエットで現れたけど結局ゲットできず悔しい思いをした。もっと真剣にポケモンGOしておけばよかった。
お土産買うしと思って早めに空港についたら、フライトはまさかの2時間遅れ(前日にメールが来てたのに気づいてなかった)。行きはエンターテインメント機器が全滅で自分たちがどこの上空を飛んでいるのかもわからない状態の12時間フライトだったし、免税手続きもしそこねるし、最後まで「らしいなあ」という旅行だった。
でも行きの機内では緊張しすぎて飲めなかったモレッティの缶ビールを、帰りは何も気負わず楽しむことができた。イタリア、いい国でした。
(そしてなかなかブログが書けず、ゆっくりまとめてたら数ヶ月が経ってしまった)