なんでやねん日記

なんでやねんです

運動嫌いな私が2ヵ月半で7キロ落とした方法

いつの頃からか、本当にいつのころからか、気付いたら激太りしていた。
いや、気付いてはいたけれど、体重計に乗るたび増える数値に現実感が持てず、感覚がマヒしていた。
ふと正気に戻ってみると、一番痩せていた20歳のころから、10キロ体重が増えていた。
「さすがにこれはやばい」と思い、少し食べる量を調整し、1キロちょっと落とすことに成功した。


しかし、これではまだまだだ。


どうしようかと考えている時、同じ悩みを持つ、2人のダイエッターid:kyabanaid:sacco0627に遭遇した――




はい。なんだか大げさなプロローグから入りましたが、5月の中旬から7月の末までの2ヵ月半、ダイエットというものに挑戦してみました。同じく「ダイエットしたい!」と言っていたid:kyabanaさん、id:sacco0627さんと一緒に。
そもそも、本格的なダイエットというものに挑戦したことがなかった私。食べることも飲むことも大好きで、しかも運動嫌い。痩せられる要素が皆無でしたが、なんとか2ヵ月半で7キロ落とすことに成功しました。
もうぶっちゃけますが、私がダイエットを始めた時の体重は、56.7キロでした。身長が156cmなので、完全に小太りですね。しかもピーク時は58キロもあったんだから、いやはや本当に恐ろしい…。ですが、この2ヵ月半、自分で自分を褒めてあげたいくらい、地道にやってきて、現時点で49.3キロまで減らすことに成功しました。

今日はそんな私のダイエット方法を、2ヵ月半の自身の振り返りも含めて、ここに書こうと思います。
ダイエットに悩む人たちの参考になれば幸いです。

■まずは目標と期限、ご褒美を設定する

何を始めるにも、まず大事なのが期限と目標を設けること。そして、それが達成できた時のご褒美です。
私はこんな感じでした。

  • 期限
    • 8月1日まで
  • 目標体重
    • 50キロ
  • ご褒美
    • 金髪ショートにする

当初はこう設定していたのですが、ダイエット計画を知った知人が馬鹿にした感じで「無理無理、達成できたら焼肉おごったるわ」と言うので、途中でご褒美と期限が変わりました。

最終こんな感じ。

  • 期限
    • 7月31日まで
  • 目標体重
    • 50キロ
  • ご褒美
    • 金髪ショートにする
    • 高級焼肉おごり

最終日にいつもいくバーで公開体重測定することになりました。こりゃ負けられん。

■毎日の食事&体重をひたすら記録

糸井重里さんも絶賛のレコーディングダイエット。記すだけで痩せる、なんてのは思ってなかったですが、自分の状況をきちんと確認するため、毎日記録を残しました。

  • はてなグループ

まず、「はてなグループ機能」でid:kyabanaid:sacco0627と「SlimGroup」を作りました。

 

トップには体重の増減のグラフとタイムリミット、各自の日記には、その日食べたものや運動、体重、コメントなどを残しました。オススメグッズや本、エントリーなどもここで共有。私は「連帯ダイエット」と呼んでいたのですが、仲間&ライバルがいることで最後までモチベーションを崩さずダイエットに取り組むことができました。


  • iPhoneアプリ「体重ノート」

もうひとつ、記録ツールとして使ったのがこの「体重ノート」というiPhoneアプリ。無料です。
http://itunes.apple.com/jp/app/id374141765?mt=8
http://www.iphonemag.jp/archives/11924
  

体重を50g単位で記録でき、食事量や運動量なども記しておくことができます。もちろん、グラフにも対応。最初は別のアプリを使ってたんですが、こっち方が使いやすくて乗り換えました。オススメのアプリです。


  • Twitter

もしかしたらこの効果が一番大きかったんじゃないのか?と思うのがTwitter。

 

毎朝、起きてトイレに行った後体重を計ってたんですが、前日からの増減をツイート。食べた物も逐一ツイート。
人間不思議なもので、不特定多数の人が見ている場で発言するとなると、体重の増減や食べ物に気を遣うようになるんです。ちょっと太ったら「いやだ、みんなに知らせたくない!」と思うし、食べすぎると「怒られちゃう!」(誰にやねん)とか思うようになるんです。いや、これマジです。
あとは単純に、みなさんからのツイートに励まされることが多かったです。触発されてダイエット始めた人とかもいて、なんだか嬉しかったですね。


■一番気を付けた食事

さて、私がダイエットする上で一番気を遣ったのが食事です。
もともと、暴飲暴食が生んだ激太りだったので、テコを入れるならここだったわけです。

  • 1日の摂取カロリーを1400キロカロリー以内に

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↑のサイトで、1日の摂取カロリーを1400キロカロリーにすれば、私の年齢&運動量で1カ月に3キロ落ちると書かれていたので、それに従うことに。
とはいえ、カロリー計算なんてほとんどしてないです。コンビニに行ったときはカロリー表を見て食べるものを決めてましたが、ほとんどはだいたいこんなもんだろーと想像しながらやってました。

  • 食事は1日3食、低カロリー&高たんぱくな食材を使う

それまで、朝はパンだけだったり食べなかったりしたのですが、規則正しい食生活のため、朝もきちんと取るように。夕食も外食は控え、ほとんど家で自炊していました。料理が趣味なので、これは全然苦にならなかったです。


<1日の食事例>
朝食:納豆、みそ汁、ごはん→家で
昼食:主菜、サラダ、汁もの、ごはん→会社でまかない
夕食:主菜、副菜、汁もの、ごはん→家で


食事は基本、一汁二菜+ごはん。はてなはお昼に肉食なまかないが出るので、家ではほとんど肉を使いませんでした。使ったとしても、鶏モモかささみ、もしくは魚。きのこや豆腐など低カロリーな食材と野菜をたっぷり使って、ヘルシーにすませました。ごはんも押麦ごはんに変え、おちゃわんの半分の量だけ食べることに。お肉もごはんも、栄養価が高く人間の体に欠かせないものなので、まったくとらない、という手段はとりませんでした。
要はバランスの問題です。お昼が豪華だったら、夜は質素に。1日3食と決めてはいましたが、前夜に食べすぎた時は意識的に朝食を抜きました。

食材に関しては、このエントリーが参考になります。
ダイエットに適した食材 - 痩せる栄養学


  • 食べる順番&速度も重要

かなり食事を摂るスピードが早く、誰かと食事に行った時は必ず一番に食べ終わっていた私。さすがにこれは良くないと思い、よく噛むこと、休憩しながらゆっくり食べることを心掛けました。それまで1食5分くらいで食べ終わってたんですが、時間にゆとりのある時は30分くらいかけて食べるように。

あとは、食べる順番も変えました。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~aoihimiko/diet/diet_14.html
くわしくは↑を見てほしいのですが、まあ吸収率とかの問題で、食べる順番に気をつけるだけで太りにくくなるそうなんですよ(アバウト)
知り合いの知り合いにも、順番を変えただけで1年で10キロ落ちた人とかもいて、こりゃ確かだなあと思い実践。
私の場合は、汁物→副菜(まあだいたいサラダですね)→主菜&ごはん、でした。メイン料理へのわくわく感を抑えつつ食べるのは割と面倒ですが、誰でも出来るので、ぜひ挑戦していただきたい方法です。

  • 間食ダメ!絶対!

はてなってね、すごくよいところでね、なんとね、自由に食べられるおやつがあるんですよ。チョコレートからスナック菓子、飴にガムまで、そりゃもうよりどりみどりなんですよ。

でもね、それをたべてちゃダイエットなんて成功しないんですーーーーーーーー!

というわけで、ダイエット前は毎日食べてた間食をなくしました。最初はつらかったですが、何せほとんどのスタッフが私のダイエットのことを知っているので、食べようとすると「あ、なんでやねんお菓子食べようとしてるよ」って視線を感じるんですよ(たぶん気のせい)。ちょっとお昼盛りすぎただけで「ちょっとなんでやねん〜ダイエット中じゃないの?食べすぎなんじゃな〜い?」なんて言われるんですよ!
そんな環境でお菓子BOXに手を伸ばす勇気もなく、自然に食べない生活を手に入れることができました。
あとは、ゆっくり食事を摂っている効果か、お腹の減りが遅かったのもありますね。


たまーに夜、甘いものが食べたくなる時があったんですが、1時間くらい我慢して、それでも食べたかったら観念してコンビニにいきました。でも、スナック系には絶対手を出さなかったです。

  • ラーメン&アイス禁止!

私が好きな食べ物の中にラーメンとアイスクリームという、それはそれは美味な食べ物がありまして。でも、この二つってダイエットの天敵なんですよ。ラーメンは週1で絶対食べてたし、アイスもほぼ毎日食べてたんですが、さすがにやめました。
「つらくない?」って聞かれることが多かったですが(まあ実際つらかった)、次の日の体重測定を考えると我慢できました。
1ヶ月たつころには、高カロリーな食べ物に対して恐怖感を感じてましたし…。


  • 1カ月禁酒!

ダイエットを始めてもやめられなかったのが、お酒。この世で一番好きな飲み物がビールなくらい、お酒が大好きなんです。とはいえ、飲むのはほとんど金土日だけ。生ビールが好きなので、基本外でしか飲まないんです。
なのでお酒は我慢しなくていいだろーと思っていたんですが、1回、飲んだ次の日にグンっと体重が増えた日がありました。もう怖くて怖くて、このままじゃいけない!と思い、「1カ月禁酒」を高らかに宣言したわけです。
散々「いやお前は無理だろう」と言われ続けていたんですが、まあ結果としてこれも成功しました。
何か目標を設定して、そのために頑張るというスタイルがダイエットを始めてから出来上がっていたので、案外あっさりと。あと、私お酒飲んでも飲まなくてもテンション高いので、とくにお酒の場で困ることもなく…。
ダイエットにどれだけ効果があったのかはわかりませんが、達成感はありましたねえ。




あ、あと飲み物は気をつけたほうがよいです。幸い、私はもともと甘い飲み物が苦手で、ミネラルウォーターか炭酸水か、砂糖なしの紅茶しか飲まないんですが、ジュースの中に入ってる糖分ってマジパねえす。ダイエットをする人は、意識的に甘い飲み物を避けたほうが◎


■運動は嫌いだけど

ちょっと食事編が長くなりましたね。ここからはスマートに。

私、本当に運動が嫌いなんですよね。いや、嫌いというか極度の面倒くさがりなので、運動する気がまったく起こらないんです。
ダイエットを始めてすぐ、ウォーキングしよう!と思い立ったのですが、1週間で飽きました。
こりゃもう駄目だ、と思いつつ、かろうじでやったのがこれ。

  • 徒歩通勤

これ、最後の1ヶ月くらいで始めたんですが、もともと自転車で通っていたのを徒歩に切り替えました。片道約25分。早起きもできるので一石二鳥です。とはいえ無理せず、夜に用事がある時や時間がない時、暑くて仕方ない時はチャリででかけました。
そのほか、どっかにでかけるときもできるだけ歩くことを意識しました。

  • YOGA

最終的にサボりがちになっちゃったんですが、これからもやろう!と思えたのがYOGA。体質にもよると思うんですが、私にはすっごく合いました。ダイエットにどこまで効果があるのかは謎ですが、体がスッキリしますよ。毎朝5分ほど、時間がない時は1〜2ポーズくらいやるようにしてました。

  • 寝る前のストレッチ

これはもともとの習慣だったのですが、体がこりやすい体質なので、ストレッチは欠かさず。これも効果のほどは不明。

  • コアリズム

友人にDVDを借りて挑戦してみました。が、これ本当にしんどい!あと、腰悪い人はやらないほうがいいと思います…激しすぎる…。
ただ、効果はありそうなので、今も1週間に1、2度やってます。汗だくになります。



あと、骨盤体操やら腹筋やらいろいろやったんですが、どれも途中で放棄。たぶんコアリズムも時間の問題。極度の面倒くさがり屋ということを再認識しました…。


■ダイエットの大敵、黄体期

ここまで、私が取り組んだダイエット方法について書いてきましたが、女性は必ず知っておいたほうがいい「生理周期」についても言及しておきます。

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詳しくはここを見てもらえればいいんですが、女性には月に1度、月経というものがあります。それに伴い、1カ月のサイクルを生理中〜排卵日までの「卵胞期」、排卵日〜生理までの「黄体期」に分けることができます。この周期、ダイエットをする上でかなり重要になるんですよね。
生理前になると体重が増えて、終わると痩せるとよく言われますが、これ、本当なんです。「黄体期」というヤツが憎らしいやつで、この時期になるとどれだけ食事に気をつけても、運動しても本当に痩せないんです。体がいつも以上に水分やエネルギーを確保しようとしているから、むしろ太るんです。努力が実らない時期なんですよね。
最初はこのことを理解していなくて、「この前まで順調に痩せてたのに、なんで!?」「もうあかんわ…」みたいな軽いダイエット鬱に陥ってしまいました。情緒不安定になりやすい時期なので余計ですね。でも、体のサイクル上、仕方ないんだとわかった瞬間、ちょっと気が軽くなりました。
あと私だけかもしれないんですが、この時期ってとにかくお腹が減る。特に夜は甘いものが食べたくて食べたくて…我慢するほうが体に悪いので、この時ばかりは、寛容でいました。ただし、前述したとおり、本当に太りやすい時期なので、セーブはしていました。油断するとボンっと太りますよ!

↑のエントリーみたく「ヤセ日は主食を抜いて!」みたいなことはしてません。やれればいいんでしょうが、ほら、私って面倒くさがりなので…。

ただ「太りやすい時期を知っておく」ということが重要なんです。


■最後に

ここまで書いて、なんで私痩せたんだろう、と不思議になりました。本当に大したことしてないですからねえ。

でもこれだけは言えます。楽して痩せる、なんて方法はないです。絶対。あってもそれは、すぐに崩れる方法であったり、体にかなりの負担をかけることになると思います。
苦労した分だけ、がんばった分だけ、誰かに「痩せたね」と言われることに喜びを感じるのです。

大事なことは「意識」をすること。落ち込んでも、あきらめないこと。たまには自分に甘くしてあげること。
これに尽きると思います。


私の最終的な目標は、20歳の時の体重、48キロです。
ここからは1年計画で、今までの生活を忘れず、もうちょっとだけルールを緩くして、ゆっくりゆっくり落としていく予定です。


あ、ご褒美の高級焼肉もいただいてきました。

次の日一気に2キロ増えて震えあがりました。


こんな感じで一喜一憂しながら、もうしばらくがんばろうと思います。