なんでやねん日記

なんでやねんです

モーニング娘。は進化と継承のグループだ

頭をガンッと殴られたような衝撃だった。

 

今日、わたしはとてもドキドキしながら一日を過ごした。モーニング娘。に新メンバーが加入。しかも、ハロプロ研修生から。その事実が発表された日から今日まで、ずっと頭の片隅で、誰があの晴れやかで華やかなステージに立つんだろうと、考え続けていた。今日はその気持ちがピークな日で、まあいわゆる大人の年齢なので、ちゃんと自分の生活をこなしつつ、それでもすごくドキドキしながら一日を過ごしていた。

 

新メンバーに加入したのは、横山玲奈、そして、加賀楓だった。研修生のファンとして、本当に、ほんとうに嬉しい瞬間だった。名前が呼ばれた瞬間、わああああと叫んで、泣いた。いい大人なのに。

 

ハンカチを握りしめて泣き続ける私をよそに、コンサートは続いた。物凄い、コンサートが続いた。

 

何してるの。今日の主役は新しい13期じゃない。私たち11人よ。

 

全力で、全身で、そう訴えかけてくるようなステージだった。

 

メドレーからの後半戦。とくに、最後の3曲は、ここ数年のモーニング娘。を追ってきた人間として、涙が止まらなかった。

MY VISIONというツアータイトルが発表されたとき、また誰か欠けるのだろうかと、不安な気持ちがよぎったことを覚えている。しかしそんな心配は杞憂であったことを、今日、体で感じた。このツアーは、大きな存在を失い続けながらもがいてきた、今いるメンバーが、自分の将来を、自分がここにいる意味を、自分がどうしていきたいかを考えていく行程だったのだ。

 

高橋愛が、新垣里沙が、田中れいなが、道重さゆみが、鞘師里保が、鈴木香音が。かつてそこにいて、今はいないメンバーが歌ってきた大事な曲、大事なパートが、今いるメンバーに継承されていく。道しるべを失った女の子たちが、新しい道を歩み始める。その継承の儀式が、今日という日だったのだ。

 

とにかく素晴らしいステージだった。たしかに、まだ頼りないメンバーもいることは事実だ。しかしその不完全さも含めて、これがモーニング娘。だと確信するような、そんなステージだった。

 

モーニング娘。は進化のグループ。そして、継承のグループでもある。過去を憂いる私たちを吹っ飛ばすような、最高の継承と進化を遂げたステージだった。

 

今回のツアー、諸事情で一度もホール公演に足を運べなかったのだけれど、そのことを心の底から後悔するような、最高の公演だった。今を燃やし続けているアイドルは、今見なければいけない。今、この瞬間を目に焼き付けなければいけない存在なのだ。

 

モーニング娘。'17は、きっとすごいグループになる。今、見なければ後悔する。きっとそんなグループに、11人、そして新たな2人がしてくれる。

 

そう信じられる、これからも信じていける、そんなステージだった。