なんでやねん日記

なんでやねんです

セコガニ(こっぺがに)のしょうゆ漬けを作った

※甲殻類苦手な人は閲覧注意

2012-12-12

id:sabatoikaさんのこのエントリーを読んで、どうしても食べたくなったので「セコガニのしょうゆ漬け」作ってみました。セコガニ、関西では「こっぺがに」と言います。

今回一番大変だったのが“生きたセコガニ”を調達すること。旬まっただ中なのでセコガニ自体はどこの魚屋さんにいってもあるんですが、ボイルされているものばかりで生きてるのなんてほとんどみかけないのです。ましてやここは魚不毛の地京都……。かの有名な錦市場にもなく諦めかけていたある日の昼下がり、近所の魚屋でパックに入った生のセコガニを発見しました。しかしどうやら息絶えているもよう。おっちゃんの「朝は生きてたんやけどねえ〜パックするの嫌がって大変やってん〜」という言葉を信じ、2杯入り750円のパックを2つ購入しました。

レシピに死んだカニは匂いがキツイと書いていたので恐る恐るラップをはいでみると、ほのかに嫌な香りが……。失敗したかな?と思いつつ、とりあえずレシピ通り酒で1日ほど漬けることに。

日本酒の残りが少なかったので、水と1:1で漬けました。

福岡の酒蔵・杜の蔵の純米酒。どばどばと使ったのでもったいないですがおいしいカニにはかえられません。

1日経ち、次はしょう油、酒、みりんで作った漬け汁に漬けます。レシピには分量が書いてなかったので、とりあえず1:1:1で火にかけてアルコールを飛ばしました。味見したら濃かったので、水を足して調整。

やっぱりカニの臭いがちょっとだけ気になったので、漬け汁の酒は正月用に買った樽詰の刈穂を使いました。いい木の香りが臭みを和らげてくれるはず……。もったいないけどおいしいカニには)ry

漬けられるのを今か今かと待つセコガニちゃん。そんなにたくさんの卵を抱えて……なんていじらしいの……。

お望みどおり漆黒の漬け汁で染めてやりました。あ、足着いたままだとうまく漬からなかったので、酒に漬けてる途中で胴体と足を分解してます。このまま3日ほど冷蔵庫で放置。まんべんなく漬かるよう、毎日朝と夜に上下ひっくり返しました。

で、3日経過。待ちに待ったセコガニのしょうゆ漬けの完成です。高知・有光酒造の無濾過生酒「安芸虎」と一緒にぜいたくすぎる晩酌です。

うおおおおおおおおおおおおおおたまごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおみそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

絶品でした。作ってよかった。気になってた臭みも皆無。こんなおいしいものが家で食べられるなんて……。セコガニさえ手に入れば簡単に作れるので、冬の定番にしたいと思います。素敵なレシピを公開してくださったsabatoikaさんに感謝感謝です。