なんでやねん日記

なんでやねんです

「なんでアイドルが好きなの?」

と聞かれることがよくあってそのたびに

「可愛い女の子が好きだから」

と返してたけど、よくよく考えてみたら私、女の子ってあんまり好きじゃない。女の子がというより、女子の集団とか付き合いとか隠れたルールとかが。そのくせ、女子寮とか女子大とか女子の多い職場ばっかり渡り歩いてきたせいで苦手意識は年々増している。

小学生の頃は男子とばかり遊んでたし(ある程度大きくなってきてからは同学年の男子も苦手になった)、中学生の頃は単数の女子とは話したり遊んだりするけど複数の女子といるときは空気消してた。そのせいで、小学生の時も中学生の時も、通知簿の「協調性」の欄はすごぶる評価が悪かった。きっとあの時「あまりできていない」にチェックを入れた先生は、今の私を見ても同じ評価をくだすだろう。

田舎を出て狭いサークルに縛られることがなくなってからは、一緒にいても楽な人とばかり付き合った。空気が似ている人、寛容な人、どんな人とでも楽しく過ごせる人。決して数は多くないけど、こんな身勝手な私のことを好いてくれる、できた人ばかりだ。選り好みができるようになったら、より一層女子が苦手になった。見た目的にも年齢的にも大人と呼ばれる部類にカテゴライズされるようになっても、未だに女子と呼ばれる人たちとは上手く付き合えない。

だから、人気のある/なしやライバルへのコンプレックス、ヒエラルキーがある中、周囲の女子と仲良くしたりお互いを褒めたり誕生日にはブログに「おめでとー!」なんて書けるアイドルが好きなのかも知れない。歌って踊って可愛くて、なおかつ女子としてきちんと生きていけるあの子たちが。キラキラしてる。輝いてる。かわいい。尊敬する。

そりゃ私だって上手に付き合えるならそっちのほうがいいわけで。女子を苦手と感じた出来事や事情があってこうなったわけで。好きでこんな面倒くさい性格になったわけではなくて。「一匹狼の私かっこいい」とか「女子の付き合いに流されない私が好き!」とかは思ってない。たまに思ってしまったあとは激しい自己嫌悪に陥ってこんな暗い文章を書くことがあります。