なんでやねん日記

なんでやねんです

偶然と必然と







先週の日曜日、向日市の善峯寺へ出かけた。
紫陽花園が有名なお寺さんでしかもその紫陽花が見ごろを迎えているということもあり、去年行った時より人が多かった。しかしここは境内が広いので、人が多くてもゆったりと堪能することができる。肝心の紫陽花はとっても綺麗だったけれど、心なしか花の量が少ないような気がした。この前、私が働くバーに来たお客さんが「今年は雨が少ないから紫陽花がだめらしい」と話していたけれど、何か関係があるのだろうか。
まあそれはそれとして、とても穏やかな時間を過ごすせたのでそんな小さな疑問はすぐに忘れ去って満足したまま帰路に着いたのだった。ただほんの少し、美しい時を終えて観客に見向きもされなくなったつつじの姿に、人間や私自身を重ねてしまったけれども。


偶然偶然と呼ぶけれどそれは本当に偶然なのだろうか。
私はなるべくしてなったとしか思えないし、“偶然”より“必然”という言葉の方が好きだ。人との出会いを、交わした話を、見てきた表情を、偶然なんて他人任せな言葉に変換したくはない。すべて、今いる場所に繋がるべくして繋がった、必然の重なりなのだ。