なんでやねん日記

なんでやねんです

限られたお金と、その使い道

いきなりこんな話もなんですが、私は今結構な貧乏人です。
思えば幼き頃より、母親に「あんたは貧乏人の星の元に産まれたから金持ちにはなれへんのよ」とある種の洗脳教育を受けて育ち、その言葉通りお金には恵まれない人生を生きてきたものの、短大卒業後無事就職。明らかに金額と見合っていない職場環境ながらも、まあ自分の食いぶちくらいはなんとか工面できるし、毎月1つ好きな服を変えるくらいの余裕も持ちつつ暮らしていました。ですが、いろいろあって1年8カ月で退職、今流行りのプータローに。その後アルバイトとして働き出すものの、収入は以前のスズメの涙ほどの金額からさらに激減し、アルバイトを3つ掛け持ちしてなんとか生活できるレベルに至っています。
こんな状態で1年ほど過ごす内に、自然と向き合うようになったのが“お金の有効な使い方”。本1冊買うにしても、それは本当に欲しいものなのか、買っても後悔しないものなのか、限られたお金をこの本に投資してもいいのかなど、いろんな疑問が生まれてきます。「何でえこの貧乏ったれめ!」と思われる方もいるとは思いますが、このおかげで買った後に“無駄だった”と反省することが少なくなりました。
元々の優柔不断な性格に輪をかけるように売り場で悩む時間が増えてしまったし(最終的に自分の判断力のなさにキレる)、何より物欲の盛んな20代前半。お金がなくて苦労することは多いですが、本当に自分が欲しいものだけを買えるようになったのは、この環境のおかげだと思います。
あとはもう少し食費をおさえられたら…と思うのですが、自分の人生における食べ物の重要さを自覚しているので、これはなんとも。おいしいもの食べて、頑張って働く意欲が生まれればそれでよし(としています)。万が一、いや百億万の一で母親の予言に反してお金に余裕のある未来がやってきても、この感覚は無くさずにいたいと思う今日この頃です。