なんでやねん日記

なんでやねんです

しゃしん

明かりをつけましょ、ぼんぼりに

「久しぶりに雛人形を飾ったら、お父さんが毎晩ぼんぼりの明かりを点けてから寝るようになった」と、先日母が言っていた。正月に帰省してから、両親に対していろいろ思うところがあって意識的にコンタクトを絶っていた。その日も久しぶりに電話をかけてきて…

たとえ物語でも

マンガみたいな毎日だな、と常日頃思う。 冗談交じりの会話、突然のアクシデント、一拍おいた後にこぼれる笑顔。 なんて楽しい時間なのだろう。しかし私は事あるごとに正論を振りかざして、楽しさに水をさしてばかりいる。正論はいつも正しいとは限らないの…

夏の終わりと、スピードを増す変化

10年前の今日、つまり13歳の中学2年生だった私は、一体何を思っていたのだろう。もうすぐ終わる夏休みを残念がっていたのだろうか。学校があまり好きではなかったから、憂鬱な気持ちも抱えてたのかもしれない。宿題の心配はしていなかったと思う。夏休みの宿…

朦朧とした意識の中で

兎角、暑い日々が続いている。残念ながら、私の部屋にはこのうだるような暑気に戦える武器が扇風機しかなく、あともうできることといえば身体を衣服の呪縛から解き放つことであり、実際そうやって過ごしているのだが、今朝のように宅配を知らせるインターフ…

偶然と必然と

先週の日曜日、向日市の善峯寺へ出かけた。 紫陽花園が有名なお寺さんでしかもその紫陽花が見ごろを迎えているということもあり、去年行った時より人が多かった。しかしここは境内が広いので、人が多くてもゆったりと堪能することができる。肝心の紫陽花はと…

彼女が好きなものはイチゴののったショートケーキだった

厄介なのはこの飽き性な性分だ。 雨も飽きたしこの髪型と色も飽きたし手持ちの服にも飽きたし同じ悩みを抱えるのも飽きた。もっというなら、7年目になる黒縁眼鏡にもさして特徴のないこの顔にも飽きている。“飽きた”という言葉がなんとなく悔しいからという…

いちご狩り/好きなものであってもそれだけでは

よく晴れた日曜日。 生まれて初めていちご狩りというものを体験してきました。車がびゅんびゅん通る国道沿いにある大きなビニールハウスでは、とてもシステマティックな“狩り”が行われており、自分もその歯車の一つなのだと思うと無性に笑えてきた。 ケーキ…

春の瞬間を残す

年末に購入したまま宝の持ち腐れになっていたデジイチですが、最近ようやく楽しく使えるようになりました。春、というふらっと出かけたくなる季節のおかげかもしれません。いまの季節に咲く花は桜を筆頭にどれも凛としていて美しく、私みたいなド素人が撮影…

春を迎えてもまだ幼い

例えば「油がぎっとぎとに付着したフライパンに水を張って、その中に使った食器を浸けることに嫌悪感を感じますか?」という話。「ありえへんわそんなの!食器までべたつくやんか!」という人と「別に気にせえへんかなあ。洗ってしもたら一緒やん」という人…

限られたお金と、その使い道

いきなりこんな話もなんですが、私は今結構な貧乏人です。 思えば幼き頃より、母親に「あんたは貧乏人の星の元に産まれたから金持ちにはなれへんのよ」とある種の洗脳教育を受けて育ち、その言葉通りお金には恵まれない人生を生きてきたものの、短大卒業後無…

私に合うもの/写真展のお知らせ

私は何が好きなのか、わからなくなる時がある。先日、友人の結婚式でもらったカタログギフトで、キャスキッドソンのマグカップを注文した。カタログをひらいた瞬間「これにしよう!」と思い立ち、その場でWebのオーダーフォームにアクセス。それなりにワクワ…

過ぎ去りし春